ミステリーのおすすめ漫画12選12 recommended ミステリー manga
ひとくちにミステリー漫画と言っても、トリックを解く快感を求めるのか、犯人と知恵比べをしたいのか、世界の謎そのものに引っ張られたいのかで選ぶべき作品は変わります。この棚の12作品を、その3つの軸で紹介します。
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【推しの子】
全16巻・完結16 vol. · Complete
人気アイドルの子供として転生した主人公が、芸能界の光と影を見つめながら母の死の真相を追うヒューマンミステリーです。
- 薬屋のひとりごと
薬屋のひとりごと
既刊17巻・連載中17 vol. so far · Ongoing
後宮に下働きとして売られた薬師の娘・猫猫が、毒と薬の知識を頼りに宮中で起こる怪事件を解き明かしていく後宮ミステリーです。謎解きと淡い人間模様が絡みます。
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サマータイムレンダ
全13巻・完結13 vol. · Complete
幼なじみの葬儀のため和歌山の離島へ帰省した慎平は、彼女の死に不審な点があると知ります。死ぬと時間が巻き戻る体質を武器に、人に成り代わる「影」の正体と事件の真相を追う、ひと夏のループサスペンスです。
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屍鬼
全11巻・完結11 vol. · Complete
人口千三百人の外場村で、夏の終わりから住人が次々に死んでいきます。医師の尾崎敏夫は流行り病を疑いますが、村を侵していたのは病ではありませんでした。共同体が内から崩れる物語です。
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DEATH NOTE
全12巻・完結12 vol. · Complete
名前を書いた相手を死なせるノートを手にした高校生と、彼を追う天才探偵の頭脳戦を描くサスペンスです。正義の定義そのものが揺さぶられます。
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20世紀少年
全22巻・完結22 vol. · Complete
少年時代の空想の「予言書」が現実の事件と重なっていく謎を、大人になったケンヂたちが追うサスペンスです。過去と現在を往復しながら世界の危機の正体に迫ります。
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PLUTO
全8巻・完結8 vol. · Complete
世界最高水準の7体のロボットが何者かに破壊されていき、ロボット刑事ゲジヒトが捜査に当たります。手塚治虫『鉄腕アトム』の一編「地上最大のロボット」を、戦争の傷を抱えた者たちの群像として描き直した作品です。
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僕だけがいない街
全9巻・完結9 vol. · Complete
売れない漫画家の悟には、直前の時間へ巻き戻る「再上映」が起きます。母の死をきっかけに飛ばされた先は18年前。小学生の体で、同級生が犠牲になった連続誘拐事件に立ち向かうタイムリープサスペンスです。
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ミステリと言う勿れ
既刊16巻・連載中16 vol. so far · Ongoing
天然パーマの大学生・久能整が、巻き込まれた事件を「ただ話す」ことで解きほぐしていく会話劇ミステリーです。語りの中に日常の見方を変える視点が潜みます。
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名探偵コナン
既刊108巻・連載中108 vol. so far · Ongoing
体を子供に縮められた高校生探偵が、正体を隠しながら難事件を解決し続ける長編ミステリーです。日常の謎から巨大組織との対立まで幅を持って描かれます。
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MONSTER
全18巻・完結18 vol. · Complete
ドイツで働く天才外科医テンマは、政治より目の前の命を優先して一人の少年を救います。9年後、連続殺人の現場に現れたのは成長したその少年でした。自分が救った命に責任を負おうとする医師の追跡行です。
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約束のネバーランド
全20巻・完結20 vol. · Complete
幸せな孤児院で暮らす子供たちが、その施設に隠された残酷な真実を知り、脱出を図るサスペンスです。頭脳戦と疾走感のある展開が続きます。
ミステリー漫画の選び方
情報確認日: 2026/07/30
ミステリー漫画は「何を謎にするか」で性格がまったく変わります。ここでは3タイプに分けます。
一つ目は「本格推理」です。事件が起き、手がかりが提示され、論理で解かれる。『名探偵コナン』は1話完結の事件と、組織をめぐる長期シリアスの二層構造を何十年も破綻なく維持しています。既刊108巻と膨大ですが、1話完結が基本なのでどこから読んでも成立します。『薬屋のひとりごと』は毒と薬の知識で後宮の小さな謎を解いていく作品で、事件の規模は小さいぶん謎解きの手触りが濃いです。『PLUTO』は最高水準のロボットが順に破壊されていく事件をロボット刑事が追う変わり種で、SFの装いながら、手がかりと動機を積み上げていく骨格は端正な本格のそれです。
二つ目は「頭脳戦」です。犯人が最初から分かっていて、いかに追い詰めるかを見る。『DEATH NOTE』はこの型の代表格で、物理的な戦闘がほぼ皆無のまま全12巻を推理と心理戦だけで走り切ります。互いに正体を知らないまま推理で殴り合う構図が全てなので、そこに乗れるかで評価が決まります。『MONSTER』もこの系譜で、追うべき相手は早々に分かっているのに、決定的な証拠がなく、しかも追う側の医師自身が殺人容疑で追われている。この二重の逃走劇が全18巻を牽引します。
三つ目は「世界そのものが謎」というタイプです。『20世紀少年』は少年時代の空想が現実の事件と重なっていく構造で、時間軸を大胆に往復しながら読者を引っ張ります。『約束のネバーランド』は施設の正体が明かされる1巻の引きが最大の武器で、そこから脱出劇へ移ります。『【推しの子】』は芸能界を舞台にしながら、復讐の対象を探すミステリーとして進みます。『屍鬼』は村で続く不審死の正体を医師が追う話として始まりますが、謎が解けたあとが本番で、村を守る側の行為が襲ってくる側と見分けがつかなくなっていく後半こそがこの作品の謎です。タイムリープを謎解きの道具にした『僕だけがいない街』と『サマータイムレンダ』もここに入ります。前者は18年前に戻って連続誘拐事件の犯人を、後者は離島で人に成り代わる「影」の正体を追う話で、どちらも「やり直せる回数に限りがある」ことが緊張の源です。
変化球が『ミステリと言う勿れ』です。トリックよりも、主人公の対話によって関係者の内面がほどけていく過程に紙面が割かれます。事件は解けますが、爽快感より考えさせられる読後感が残ります。
短く読みたいなら『PLUTO』(全8巻)、『僕だけがいない街』(全9巻)、『屍鬼』(全11巻)、『DEATH NOTE』(全12巻)あたり、長く付き合いたいなら『名探偵コナン』(既刊108巻・連載中)です。この棚で連載中なのは『名探偵コナン』『薬屋のひとりごと』『ミステリと言う勿れ』の3作だけで、残る9作はすべて完結済みなので結末まで確実に読めます。なお『20世紀少年』は全22巻では終わらず、続編の『21世紀少年』上下2巻が完結編にあたります。