『怪獣を解剖する』の書影

怪獣を解剖する

かいじゅうをかいぼうする

サイトウマド

全2巻・完結2 vol. · Complete

30秒でわかるこの作品30-second overview

怪獣というモチーフを、退治する対象ではなく調査と復興の対象として読んでみたい読者に向いています。

あらすじSynopsis

(ネタバレなし)(no spoilers)

Synopses and notes are in Japanese — ideal reading practice if you're learning the language.

全長210メートルの超巨大怪獣「トウキョウ」の死骸を解剖する現場に、怪獣学者の本多昭が招かれます。戦うのではなく、死んだ怪獣を科学で読み解いていく物語です。

キュレーターノートCurator's note

怪獣ものの定番である「戦う」を最初から捨てているのが、この作品の面白いところです。怪獣はもう死んでいて、残されているのは全長210メートルの死骸をどう処理するかという実務。腐敗が進む肉を重機で切り分けていく描写は、実際の座礁したクジラの処理を思わせる具体性があります。そのうえで作品が本当に描いているのは、災害の事後です。復興、風評被害、エネルギー政策、そして男性ばかりの調査現場で働く女性研究者が受ける扱い。怪獣という装置を借りて現実の話をしています。上下巻で終わる分量なのも薦めやすい理由です。

こんな人には向かないかもMight not be for you if

怪獣との戦闘や、巨大生物が街を壊す場面を目当てにする読者には向きません。物語が始まった時点で怪獣は死んでおり、描かれるのは死骸の処理と調査です。腐敗や解体の描写が具体的なので、そこが苦手な読者も避けたほうがよいと思います。

どこまで読めば良さが分かるかHow far to read

上巻の解剖現場の描写で、この作品の手つきはほぼ分かります。怪獣を「災害」として扱い、その事後に起きることを積み上げていく作品なので、派手な展開を待つ読み方だと噛み合いません。上下巻で完結するので、判断は上巻1冊で足ります。

購入できるストアWhere to buy

ストア比較Compare stores

ストアStore 形式Format 対応地域Region PRリンクAffiliate
Rakuten Kobo 電子書籍Ebook 海外Overseas ありYes
DMMブックス 電子書籍Ebook 日本Japan ありYes
BOOK☆WALKER 電子書籍Ebook 日本Japan ありYes
Amazon Kindle 電子書籍Ebook 日本Japan なしNo

よくある質問FAQ

情報確認日: Verified: 2026/07/20

怪獣を解剖するは何巻まで出ていますか?完結していますか?
上下巻の全2巻で完結しています。2025年4月11日に上下同時発売されました。月刊コミックビームでの連載は2024年6月号から2025年3月号までの全10話です。
怪獣8号のようなバトル漫画ですか?
違います。物語の開始時点で怪獣はすでに死んでおり、戦闘場面は主題ではありません。怪獣学者が死骸を解剖して「本当に死んでいるのか」を確かめていく、調査を軸にした作品です。KADOKAWAは「空想研究エンターテインメント」と呼んでいます。
どんな賞を受賞していますか?
『THE BEST MANGA 2026 このマンガを読め!』で1位、マンガ大賞2026で6位、『このマンガがすごい!2026』オトコ編で10位に入りました。第30回手塚治虫文化賞では新生賞を受賞しています。
アニメ化はされていますか?
2026年7月時点でアニメ化の発表はありません。

読み終えたら、次はこんな気分でFinished? Try this mood next

この作品が好きならIf you liked this