1990年代のおすすめ漫画11選11 recommended manga from the 1990年代

1990年代に連載が始まった漫画には、とうに完結したものと、30年近く経った今も新刊が出続けているものが混在しています。この棚の11作品に共通するのは「なぜ色褪せないのか」という構成の強さです。今から読むなら、完結済みか連載中かで選び方が変わります。

1990年代の漫画の選び方

情報確認日: 2026/07/30

1990年代生まれの作品は、今読むと2つのグループに分かれます。すでに完結して評価が定まったものと、いまだに現役で続いているものです。

完結済みで、いま一気に読めるのは『SLAM DUNK』(1990年開始・全31巻)、『MONSTER』(1994年開始・全18巻)、『20世紀少年』(1999年開始・全22巻)、『NARUTO』(1999年開始・全72巻)、『フルーツバスケット』(1998年開始・全23巻)、『ピンポン』(1996年開始・全5巻)、『うずまき』(1998年開始・全3巻)、『孤独のグルメ』(1994年開始・全2巻)です。長さの幅が広いので、週末に読み切りたいなら『ピンポン』『うずまき』『孤独のグルメ』、腰を据えるなら『NARUTO』か『MONSTER』という選び方ができます。

一方でまだ続いているのが『ONE PIECE』(1997年開始・既刊115巻)、『名探偵コナン』(1994年開始・既刊108巻)、『HUNTER×HUNTER』(1998年開始・既刊39巻)です。30年近く経っても完結していないという事実そのものが、この3作の異常さを物語っています。ただし『HUNTER×HUNTER』は長期休載を繰り返しており、2026年6月に約1年半ぶりに連載が再開したばかりです。

この年代の作品を今から読むときに注意したいのは、絵柄とテンポです。連載開始から30年前後が経っているため、序盤は現代の作品と比べて情報量が少なく、展開もゆっくりに感じられます。『SLAM DUNK』の序盤がギャグ寄りだったり、『ONE PIECE』の東の海編が素朴だったりするのは、そういう時代の文法だからです。

逆に、この年代だからこその強みもあります。長期連載を前提にしない緊張感で描かれた序盤は密度が高く、『20世紀少年』のように時間軸を大胆に往復する構成や、『うずまき』のように図形ひとつを恐怖に変える発想は、いま読んでも古びていません。

購入時の注意として、『20世紀少年』は全22巻では物語が終わらず、続編『21世紀少年』上下2巻が完結編にあたります。『SLAM DUNK』は2025年6月に電子版が解禁されましたが、電子は新装再編版(全20巻)がベースで紙の全31巻とは巻数が一致しません。

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